地方格差を解消し、皆が活躍できる社会へ

代表取締役 佐藤 貴夫/聞き手 野村将希

――まずは佐藤社長が「さすがや」さんを手掛けられた経緯から。

別の仕事で地方に赴いた時に、東京と地方にある大きな情報格差を目の当たりにしたことが、当社創設のきっかけでした。
地方ではスマートフォンの買取や修理サービスの存在自体を知る人が少なく、買取価格にも大きな差があったのです。
その点を不平等と感じましたし、もっと言えば地方経済の低迷の一因と言えるのではないかと考えました。
その歪みを是止したいとの想いから、地方を舞台とするスマートフォン修理と買取業の複合事業を推進。
さらに他の不用品も買ってほしいとのお声をいただいたことから、宝飾品やブランド品、高級腕時計、切手、絵画など、幅広い分野で買取を行うようになりました。

――事業においてはどのようなことを大切にされていますか。

丁寧な接客、サービスの品質、価格、またSEO対策やデジタルマーケティングも自社で完結させ、お店作りには1つでも欠けてはダメ、全て必要だと従業員に伝え、徹底させています。
そして相談したいと思える店づくりを徹底し、お客様一人ひとりのお困りごとに全力で対応。
製品一つひとつに込められたお客様の想いも大切にし、その想いを次のお客様に引き継くとの使命感を持って業務に取り組んでいます。
そうした姿勢を評価いただけてか、現在は全国20店舗を展開。従業員もアルバイトも含めて50名ほどになりました。
ただ、私は会社の規模や人員の拡大よりも、一緒に楽しめる仲間を増やし、人に貢献したいとの想いのほうが強いのです。
従業員たちには当社を使って成長してほしいと思っています。また事業を通しそれまで日の目を見なかった方がチャンスを掴めるような社会の実現に貢献できれば嬉しいですね。

引用:月間CENTURY 5月号

月間CENTURYは、もともと、1997年から発行が続いていた「現代画報」のリニューアル雑誌です。
今回、24年間も続く歴史ある企業情報誌、月間CENTURYに掲載させて頂いたことは、大変名誉ある事だと理解しています。
弊社は、まだまだ小さな会社ですが、最近少しずつ、様々なメディアに取り上げて頂いたり、TVCMに出させて頂いたりと、世間への露出が多くなってきました。
だからこそ私達は初心に戻り、再度、身を引き締め直し、弊社が取り組んでいる地域活性化、サスティナブルな社会の実現を目指し、もっともっと邁進していこうと再決心致しました。

これからもさすがやを、変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。